皆さま、こんにちは・・096spiritです^^
第6話では転職人生の総集編をお届けしましたが・・
今回はその中でも特濃の一章を深掘りします。
ネットワークビジネス時代です。
振り返ると・・完全な「お花畑」でしたね^^

まんまとヤラレた話
自衛隊を辞めた後、頭にあったのは「東京に出て、モノ書きになる」という夢でした。
従兄弟が東京から地元に戻るタイミングで、その部屋を引き継ぐ話も浮上していて・・「どの辺に住もうかな」とワクワクしていた頃です。
そこへ、高校時代の友人から電話が来ました。
クラスの前後の席で、お互い運動部で力を持て余していた・・ドツキ合える間柄です。
「今さらさ・・田舎もんが東京行ってどうすんだよ。お前なんか騙されて、利用されて終わりだぞ・・冷静に考えろ?無理だって・・あ、そうそう。そんな事ならさ、丁度今のお前に丁度いい仕事があるんだ」
結果として私は東京ではなく、地元で「そいつ」にまんまとヤラレたわけです・・
後になって本人が言いました。
「お前なら、こう言えば乗ってくるハズと思っていた」って。
過去に似たような話は何度も耳にして、一度もなびいたことがなかった私が・・なぜその時だけ?
「こいつには勝てる」という感覚があったからです。
でもそれこそが、「そいつ」の狙い通りだったんですよね・・^^
このことが話題になる度、決まってこう言われました。
「オウムに入るより良かったろう?お前の性格なら今頃大騒ぎだったぞ」
・・・当時、日本中を震撼させたオウム真理教の事件です。
言われると全く否定できない・・それどころか、妙に納得してしまう自分がまた悔しい^^

フリーターという「仮の姿」
ネットワークビジネスでの目的は、ただひとつ。人脈を作ることです。
だから正社員にはなりません。アルバイトです。
紳士服・眼鏡屋・百貨店販売員・営業・人員管理・・様々な職場を渡り歩きました。
自衛隊仕込みのキビキビ・ハキハキが、「お客様相手だから柔らかく」と注意される度に、内心「なんで??」と思っていましたが・・
そりゃね・・お客様には下から下から・・が基本ですよね^^
その頃の私には、まだそれが分かっていなかった。
「人狩り」の実態
ネットワークビジネスは、ある意味「人狩り」です。
「今の仕事で満足出来てる?・・そりゃ出来ないよな。金、欲しいよな。でも楽して儲かる話なんて無いよ?それはヤバい仕事だから」
相手の仕事の愚痴を引き出して、同情して、羽振りよく振る舞う。
「え、何者なんですか?」と来たら・・
「ん〜・・知りたい?どうしようかな・・」
今思うと恥ずかしくなる展開ですが^^
当時はこれが「人の役に立つ仕事」だと、本気で思っていました。
「俺は特別」というお花畑
地域の代表には目をかけてもらい、本社のトップにも良くしてもらい・・
完全に「自分は特別な存在だ」と有頂天になっていました。
ビジネスが下り坂になるまでは、「いい情報を伝えてあげている」という感覚しかなかったんですよね。
相手をハメているとか、騙しているという感覚は・・正直、全くありませんでした。
お花畑過ぎますね・・^^

そして、抜け出す日が来た
田舎の都市では、一年も経てば成績は目に見えて落ちていきます。
似たようなビジネスは常にいくつか存在していて、他の組織から「こっちに来ないか」なんて声もかかる始末・・
いよいよ組織が尻すぼみになった頃、責任者が「再建決起会」的な集まりを開きました。
さすがの私も「・・・違うだろ。もういいや」と嫌気が差して。
それと同じ頃、付き合っていた彼女との結婚も意識し始めていました。
「普通の仕事に就こう」
その一言が、次の章の始まりです。
第8話では、いよいよ本当の意味での転職活動が始まります。
武器はハローワークの入口の求人票と、中の端末だけ・・毎日チェックして、手当たり次第に検索するだけの転職活動でした^^
では股!