結局私は「一般曹候補学生」の航空自衛隊員として陸上自衛隊の階級のまま教育隊に移動入隊となりました。
この「一般曹候補学生」。
今は採用枠が大幅に広がっていますが、30数年前は、空・海200名、陸400名という枠で、いわゆる「エリート」に位置付けされるものでした。

教育隊の規律正しく、隊員が一丸となって目標に向かう一体感が好きな私にとって、この「教育隊」はこれまたパラダイス。ここでも同期・上官からは一目置かれる存在とはなりましたが・・・
やはり陸と空の違いに戸惑うこともありました。
これは基地配属先で更に顕著になるのですが・・

| 陸上自衛隊 | 航空自衛隊 |
|---|---|
| 戦闘服 | 作業服 |
| 半長靴(はんちょうか=戦闘靴) | 編上靴(へんじょうか=編み上げ靴) |
| 雑嚢(ざつのう=腰か肩に掛けるバッグ) | 同じものを背負う |
この、雑嚢を「背負う」と指導された時は、ぶったまげたし、そもそもリュックのような「背嚢(はいのう)」というものが存在しない・
戦闘訓練に関する教範が「終戦直後か?」と思うほど内容・写真が古い・・
航空自衛隊は、戦闘機を飛ばす為に隊員がいる。という事で
陸上自衛隊は、一人一人が弾である。なんてのを後から聞き、納得したものですが
自衛隊内カルチャーショックは、度々感じながら
日々訓練に勤しみました。

基本教育終了後は、職種別での教育訓練を終え
いよいよ基地配属・一般部隊です。

ここではあまりにも違う陸と空の内容に、テンションはみるみる下がり続け
結果、しっかりした転職活動もせず辞めることになります。
バブル崩壊の直前で、仕事はよりどりみどりの時代。
20代もまだ前半。
年齢的にもまだまだイケる!と根拠のない自信だけを武器に、特別職国家公務員である
自衛官という職を離れたのでした。
陸から空への編入は、転職とは違いますがある意味プチ転職とも言えるのかな?
と、今になって思ったりするところです。
気持ちが定まらなかったり、揺らいだりして適切な判断が出来ないという事はありますが
芯を持っておかないと色々面倒なことになりますね・・。

強制的に受けさせられた試験。
まさかの合格の後の曖昧な意思が招いた「人生経験」
過ぎれば「思い出」ですし、それぞれに学びもありましたが・・・
反省点多々有り。でございます。

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